第9話  

tenryuhachibu_09.jpg 段正明(だん・せいめい)たちと四大悪人が死闘を繰り広げる最中、突如として石室の扉が粉々に砕け散った。中から歩み出てきた段誉(だん・よ)は、1人の娘を抱えている。しかし、それは木婉清(ぼく・えんせい)ではなく、鍾霊(しょう・れい)であった。段延慶(だん・えんけい)の企みは潰えたが、彼が自ら語ったように行方不明になった太子であるなら、大理にとっては新たな難問が噴出したことになる。段正明は大理国の皇帝として、ある重大な決断を下す...。