第10話  

tenryuhachibu_10.jpg 毒に侵された段誉(だん・よ)を治療するため、段正明(だん・せいめい)は天龍寺の高僧たちの力を借りることを思いつく。しかし、彼らにも簡単に承諾できない事情があった。天龍寺の奥義書を狙う吐蕃の国師・鳩摩智(くまち)を迎え撃つべく、六脈神剣を習得中である枯栄(こえい)大師たちは、段誉を解毒することで内力を損なうわけにはいかないのだ。そこで段正明と5人の僧は、1人が1脈ずつ六脈神剣を修めて鳩摩智を撃退し、そのあとで段誉を治療することに...。