第20話  

tenryuhachibu_20.jpg 阿朱(あしゅ)にせがまれ、喬峯(きょう・ほう)は、ある子供の話を語って聞かせる。実は、それは彼自身の経験であった。優しさと正義感と反骨心――幼き日の喬峯の物語に触れ、阿朱は彼への敬慕の念を深めるのだった。そんななか、喬峯は"英雄大会"なるものが開かれることを知る。"閻王敵(えんおうてき)"の二つ名で知られる天下の名医・薛神医(せつしんい)が、喬峯をいかにして成敗すべきかを話し合うため、江湖の英雄たちを呼び寄せているというのだ...。