第35話  

tenryuhachibu_35.jpg 三十六洞七十二島の主(あるじ)と斬り結ぶ、慕容復(ぼよう・ふく)と家臣たち。そこに現れた不平道人(ふへいどうじん)の執り成しにより、双方はようやく矛を収めることに。誤解から始まった争いがやみ、立ち去ろうとした慕容復を烏老大(うろうだい)が呼び止めた。烏老大によると、三十六洞七十二島の者たちは数十年来、天山童姥(てんざんどうぼ)の毒に苦しめられているのだという。自分たちに加勢して天山童姥を倒してほしい――助けを乞う烏老大への慕容復の答えは...。