7月3日~7月7日

7月3日(月)
「『過去も未来も』プリゴジン氏が明言! 今後もロシア介入か? 米大統領選の行方」

ゲスト:春名 幹男(国際ジャーナリスト / 元共同通信ワシントン支局長)・海野 素央(明治大学政治経済学部教授)

ロシアが先の米大統領選挙に介入していたのか...。「1日の反乱」で注目を集めた、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジン氏は「米大統領選に過去介入したし、今後も続けるだろう」と明言した。果たして、ロシアは来年の米大統領選に向けて、いかなる介入をするのか...。
今年3月に起訴され、意図的な国家安保に関わる機密情報保持など37の重罪で訴追されたトランプ前大統領だが、起訴後も支持率を上昇させてきた。候補者が乱立する共和党は、来月にも予備選候補者による第1回討論会を行うが、トランプ前大統領は参加せず、別のイベントを開く見通しだ。
一方、民主党は現職バイデン大統領に対抗する有力候補は出現するのか。米国の政治情勢に詳しいゲストが現時点での選挙構図を解説する。


7月4日(火)
「プーチン氏の権威失墜か 露軍内の粛清始まる!?」

ゲスト:名越 健郎(拓殖大学特任教授)、長谷川 雄之(防衛省防衛研究所研究員)

ワグネル・プリゴジン氏の反乱の余波で流動化するロシア情勢。
プーチン大統領は「反乱を素早く鎮圧した」と指導力のアピールに躍起だが、ワグネル協力者への摘発が水面下で始まっているとの観測も...。こうした状況に欧米では、「プーチン氏の権威が揺らいでいる」との見方が強まる。「プリゴジンの乱」は、プーチン体制の終わりの始まりを意味するのか?
一方、ウクライナ軍は露軍の混乱を機に、どこまで反転攻勢を強めることができるのか?
ほころびが見え始めたプーチン政権の行く末と最新戦況を分析する。


7月5日(水)
「新型コロナ『第9波』に警戒 5類後初の拡大にどう対処」

ゲスト:寺嶋 毅(東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科部長・教授)、倉持 仁(インターパーク倉持呼吸器内科院長)

新型コロナの感染者が再び増加傾向へと転じている。急増している沖縄県では、「今年1月の第8波のピークを超える水準」だという。県内に勤務する医療従事者は、新型コロナ「第9波」はすでに到来し、患者の受け入れ制限など、医療ひっ迫が起きている現状にも言及した。今後、沖縄での感染拡大や医療ひっ迫の波は、全国へと波及していくのか?
新型コロナの感染症法上での「5類」への移行により、流行の把握や感染対策への遅れが指摘される。もし今、発熱したら、どう対処すればよいのか?治療薬やワクチン接種費用は自己負担?「第9波」への予防策・備えは?感染症専門医に詳しく聞く。


7月6日(木)
「安倍元首相まもなく一周忌 遺志引き継ぐ岸田政権」

ゲスト:御厨 貴(東京大学名誉教授)、井上 寿一(学習院大学教授)

日本の憲政史上最も長く首相を務めた安倍晋三氏。凶弾に倒れてから、間もなく1年...。今なお、安倍元首相の存在感は消えていない。
安倍元首相が生前、通算8年8カ月に及ぶ安倍政治を赤裸々に語った「安倍晋三回顧録」(中央公論新社)は、今年2月の発売以来、6月末時点で24万部のベストセラーに。
岸田首相は4日、安倍元首相の一周忌を迎えるにあたり「次の時代を切り拓いていくことこそ、安倍元総理の遺志を継ぐことだ」と語った。
8日の一周忌を前に、安倍元首相の「回顧録」を紐解き、安倍外交、無敗の選挙を振り返ると共に、「安倍氏の数々の功績を礎として新しい時代を切り開く決意だ」と語る岸田首相の政権運営を分析する。


7月7日(金)
「悪化する教員不足 どうなる義務教育?」

ゲスト:氏岡 真弓(朝日新聞 編集委員)

毎月第1・第3金曜日は、ジャーナリストの岸田雪子が、月曜~木曜日で扱う政治・経済・国際問題や安全保障といった硬派なテーマにとどまらず、子育て・教育・カルチャー・スポーツなど、身近なテーマを生活者目線で取り上げ、分かりやすくかつ 週末を迎える視聴者がホッと一息つけるような、明るい未来志向のスタンスでお送りしていきます。
全国の公立学校で起きている「教員不足」。すでに子どもたちや教育現場へ深刻な影響を及ぼしている。厳しい実態と正規/非正規教員をめぐる教育制度の実情を聞く。