第35話  

kojouhei_35.jpg 西夏との争いはようやく終戦を迎え、都の市街は華やかな灯籠に彩られる。趙禎は曹丹シュと徽柔、臣下たちを連れ、視察を兼ねて街に繰り出す。そんな時間も束の間、趙禎の前にはいくつかの課題が積まれる。都随一の酒楼の倒産問題、また、地方の官吏・滕宗諒(とうそうりょう)の横領疑惑。滕宗諒の友人である范仲淹は、彼を擁護して批判の的となってしまう。