第46話  

tenryuhachibu_46.jpg 西夏(せいか)へと赴くのは公主を娶(めと)るため――慕容復(ぼよう・ふく)の言葉は王語嫣(おう・ごえん)の心を打ち砕いた。慕容復の狙いは、西夏を後ろ盾として燕(えん)復興を成し遂げること。そう分かってはいても、自分の想いを知っているはずの従兄の非情さに、王語嫣は涙するのだった。そんななか、段誉(だん・よ)のもとに、婿探しの触れ文(ぶみ)が届く。大理と西夏が姻戚関係となることは父・正淳(せいじゅん)の望みであると知り、段誉も西夏へと向かうことに...。