第48話  

tenryuhachibu_48.jpg 激戦の末、段延慶(だん・えんけい)に体の自由を奪われてしまった段正淳(だん・せいじゅん)。妻の刀白鳳(とう・はくほう)と3人の愛人もまた、捕らわれの身となってしまうのだった。一方、父の身を案じて後を追っていた段誉(だん・よ)と王語嫣(おう・ごえん)たちは、とある屋敷を一夜の宿と定めた。通された部屋の壁には、詩が書かれた掛け軸が飾られている。だが妙なことに、いくつかの文字が欠けて、空欄になっているのだ。段誉は欠けた文字を埋めてゆくが...。