8月21日~8月25日

8月21日(月)
「北朝鮮の脅威に対抗!? 日米韓首脳会談で何が決まったか」

ゲスト:前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部教授)、高 英起(デイリーNKジャパン編集長 / ジャーナリスト)

18日、米ワシントン郊外のキャンプデービットで行われた日米韓首脳会談。
「キャンプデービット」と言えば、歴史的な中東和平合意の舞台となったことでも記憶されている。日米韓、3カ国の首脳が国際会議の機会にではなく、会談のためだけに集まるのは初めてのこと。その意味合いは? 首脳会談の重要議題は、安全保障面での協力強化。対立が激化する中国を念頭に置いた台湾海峡問題や半導体などのサプライチェーン問題、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮対策...。
「3カ国の戦略的連携を強化する歴史的な機会になると考えている」と語った岸田首相。何が話し合われ、決まったのか、検証する。


8月22日(火)
「激突!国民民主代表選 玉木氏vs前原氏が生論戦」

ゲスト:玉木 雄一郎(国民民主党代表・衆議院議員)、前原 誠司(国民民主党代表代行・衆議院議員)

国民民主党の代表選挙が21日告示され選挙戦がスタート。立候補した玉木雄一郎代表と前原誠司代表代行が、スタジオで激論を交わす。投開票は来月2日。
玉木氏は「対決より解決」をモットーに掲げ、政策実現に向けて政府・与党との協調も視野に。一方、前原氏は「非自民・非共産」の枠組みで政策本位の野党結集を進め、政権交代を目指す。
国民民主党は国会議員21人の小所帯ながら、代表選の行方は今後の政局にも影響を与えるため、与野党も注目。
岸田政権や自民党との距離感、次期衆院選での野党連携など、考えが真っ向から対立する玉木氏・前原氏を直撃する。


8月23日(水)
「若年失業率の公表停止 中国・習政権は若者の不満を警戒?」

ゲスト:柯 隆(東京財団政策研究所主席研究員)、阿古 智子(東京大学大学院教授)

景気減速が鮮明になっている中国経済。
都市部の若年失業率(16~24歳)は、6月に過去最悪の21.3%を記録。その後の動向に注目が集まったが、中国当局は異例の「公表停止」に踏み切った。その思惑とは?
また、中国国内では不動産市況が急速に悪化。経営再建中の恒大集団は、海外債権者による資産の差し押さえなどを回避するために、米ニューヨークの裁判所に破産手続きを申請。その他の不動産大手も経営不振に陥り、「不動産バブル崩壊」が懸念されている。
中国情勢に詳しい専門家は、このまま経済の悪化が続けば、若者や労働者の間で大規模な抗議運動に発展する可能性を指摘する。習近平政権に解決策はあるのか?
混迷する中国社会のいまを徹底分析する。


8月24日(木)
「戦時下の独立記念日 ウクライナ国民は何を思う?」

ゲスト:山添 博史(防衛研究所米欧ロシア研究室長)、ボグダン・パルホメンコ(会社経営者)

8月24日は、ウクライナが旧ソ連からの独立した32回目の記念日。去年は戦時下で式典を開けず、ロシアによるキーウへの大規模攻撃があった。
今回は、戦時下で迎える2回目の独立記念日。ロシアによる侵攻から1年半、ゼレンスキー大統領はどんなメッセージを世界に発信するのか?
また、西側諸国の支援を得て、大規模な反転攻勢に出るウクライナだが、戦況はこう着状態が続いている。ウクライナ国民はどう受け止めているのか?また、士気が高いとされるウクライナでも、最近徴兵逃れの問題が起きているという。その実態は?さらに、西側諸国を味方につけてきたゼレンスキー大統領への評価は?
ウクライナの最新の戦況を分析すると共に、ウクライナで暮らすボグダン氏にウクライナ国民の本音を聞く。


8月25日(金) 「なるほどナットク永田町」
「昭和の名政治家列伝 田中角栄 大平正芳」

ゲスト:田﨑 史郎(政治ジャーナリスト)、細川 隆三(政治ジャーナリスト)

田中角栄氏と大平正芳氏は、昭和という時代が生んだ寵児だったのか?それとも?近くで取材したジャーナリストに見せた素顔は、豪快だったり、庶民派だったりと様々だった。彼らが残した政治の遺産は、その後の政治にどう影響を与えてきたのだろうか。昭和から平成、令和に連綿と受け継がれている田中角栄氏と大平正芳氏の政治理念を分析しながら、彼らの素顔に迫る。