第1話  父の代の因縁

kakureikatei-gaiden_01.jpg 若き官吏・許昌平(きょしょうへい)は、かつて権力闘争の末に亡くなった愍(びん)皇太子の息子。そのことは当代の皇帝・蕭睿鑑(しょうえいかん)も知らなかった。許昌平は当初、従弟にあたる皇太子・蕭定権(しょうていけん)を敵視していたが、その人柄を知り次第に親近感を抱いていく。そんな中、許昌平の正体に疑念を持った皇太子は、事実を話すまで飲食を禁じると許昌平に言い渡す。