第6話  後遺症

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メディカル・アソート社が大規模な医療施設"MAH"の建設を計画していると知った白鳥と田口は、速水の部屋に乗り込み、賄賂や臨床データの改ざんなど、メディカル・アソート社に浮上している疑惑を佐々木にぶつける。一方、速水はMAHのセンター長に就任するつもりだとあっさり認め、田口を驚かせる。
そんな折、自宅の階段から落ちて意識を失った母親・山崎智子(大路恵美)に付き添って、車いすの少年・健人(桜田通)が救命救急センターへやってくる。5年前、健人は事故で瀕死の重傷を負ったが、速水の処置で命を救われたというのだ。だが速水は、命を救った患者のことは退院すればすぐに忘れてしまうとそっけない態度。
この言葉に健人は逆上。近くにあった医療用のハサミをつかんで速水に襲いかかる。車いす生活となった健人は、母親に介護の負担を強いて過労に追い込んだと自分を責めていたのだ。「あんたが死なせてくれればよかった!」と速水に怒りをぶつけると、突然、激しいけいれんの発作を起こす...。