第4話  恩人の名前

sakuroma_04.jpg 賀灃が愛した女は自害したのではなかった。秋嫣は2つの毒の存在を知り、ついに賀灃の死の真相を突き止める。さまざまな愛情の渦にのみ込まれ、愛し合う夫婦が犠牲となったのだった。七夕を明日に控え、めでたく殉死と出家を免れた秋嫣はにぎやかな夜の街を楽しむことに。思わず漏れた笑みで、梁翊の視線を釘付けにする。最後に残った孔明灯に願いを書き入れる2人。孔明灯に梁翊が書き入れた文字を見た秋嫣はあることに気づき...