第5話  扇の持ち主

sakuroma_05.jpg 梁翊は秦府にて懐かしい物を見つける。かつて少女を助けた時に渡した扇だ。持ち主は秋珉と聞き、矢も盾もたまらず会いに行くが、意に染まぬ相手に嫁がせては助けたかいがないと思い、縁談を申し込むのは先延ばしにすると決める。一方、婚約を取り消されたのはよいものの、もはや老人の後妻に納まるしか道がない秋嫣は一か八かの賭けに出る。捶丸大会に参加するため、借りを返してもらうべく梁翊を頼る。駆け引きが繰り広げられる勝負の行方は?