第3話  謎の赤い粉

kokuhana_03.jpg 晏雲之は厳三郎(げんさんろう)に頼まれて、京兆(けいちょう)府が扱う殺人事件の捜査を手伝っていた。この殺人事件には桑祈の兄・桑羽(そうう)が亡くなった状況と重なる部分があり、現場で見つけた怪しい粉を調べることで、彼の死の真相に近づけるかもしれないと考える。その夜、晏雲之と厳三郎の前に仮面を着けた怪しい賊が現れる。晏雲之が急いで後を追うと、賊は太尉(たいい)府に逃げ込んだ。逃げる賊を追って屋敷内のある部屋に飛び込むと、そこには湯あみをする桑祈がいて...。