第10話  偽銀票(ぎんぴょう)絵師の正体

sakuroma_10.jpg 禁苑の地下にある煉丹室に閉じ込められた梁翊と秋嫣、そして国師。1つしかない出口は外から鍵がかけられている。どう考えても脱出は不可能だが、秋嫣ははさみで石の壁をうがって外に出る穴を開けようとしている。梁翊はそんな秋嫣を無駄な抵抗だと笑うが、冤罪をかけられた女子の無実を筆で晴らしたいという秋嫣の志を聞くうちに、ある策を思いつく。それは煉丹の材料で火薬を作り壁を爆破して湖の底から逃げるという危険な策だった。