第9話  火花飛び散る山の厨房(ちゅうぼう)

kokuhana_09.jpg 雑用係を命じられた桑祈はいったん山を下り、荷物を取りに屋敷へ戻る。屋敷に来ていた卓文遠は、山荘では晏雲之も一緒だと知ると、桑祈の後をつけて来てしまう。桑祈が雑用をさせられると聞いた卓文遠は、手伝うために滞在すると言い出して帰ろうとしない。そして、名酒で晏鶴行(あんかくこう)を懐柔して滞在を許可させる。桑祈は美味で晏鶴行を虜(とりこ)にして弟子入りするために厨房(ちゅうぼう)で腕を振るうが、そのかたわらで卓文遠と晏雲之が包丁を片手に火花を散らす。