第11話  琴瑟(きんしつ)、相和(あいわ)せず

kokuhana_11.jpg 晏鶴行の武術修行を終えて汴京に戻った桑祈は、晏雲之に対してこれまでとは違う想いを抱いていることに気がつく。気持ちが変わったことに後ろめたさを感じた桑祈は蘇解語に伝えに行くが、その気持ちが何なのか桑祈自身にはまだ分かっていなかった。そんな中、誕辰(たんしん)祝いの宴(うたげ)に晏雲之や桑祈をはじめ、親しい知人らを招いた蘇解語。晏雲之は高価な琴を贈り、その場からは「求婚も同然」という言葉がささやかれると、桑祈は思わず席を離れる。