第18話  不器用な優しさ

sakuroma_18.jpg 梁翊は師小小を訪ね、優しい笑みを浮かべて頬紅を贈る。しかし、本当に気にかけているのは痩せ細った秋嫣だった。わざと料理に文句をつけては味見という名目で食べさせようと精を出す。そこに秋荻の訪れが告げられた。秋荻は元閬に都合のよい証言をする代わりに、妓女遊びを楽しんでいたのだ。悔し涙を光らせる秋嫣に、梁翊は"君の敵は私の敵"と告げるのだった。秋嫣を請け出すため東奔西走する梁翊の前に、またもや元閬が立ちはだかる。