第16話  流刑の裏に潜む罠(わな)

kokuhana_16.jpg 桑祈(そうき)は、魏(ぎ)家が茶園で毒草を育てていたのは宋(そう)家の指示に違いないと考えるが、兄の桑羽(そうう)が宋家に恨まれるような点は思い当たらない。魏展鴻(ぎてんこう)が流刑となったことで落ち込んだ宋落天(そうらくてん)は、酒を飲んで桑祈に絡み、かつて料理に下し薬を盛るよう魏展鴻に命じたことを打ち明けてわびる。しかし、魏展鴻が実際に盛ったのは命に関わる西昭(せいしょう)の毒だ。宋落天の話を聞いた桑祈は、魏家と西昭のつながりに思い至り、茶園の一件自体が罠(わな)だったことに気づく。