第20話  仕官への道

kokuhana_20.jpg 無事試験に合格した桑祈だが、任官の告示に桑祈の名はなかった。晏雲之の求婚の噂(うわさ)が広まり、桑祈が国子監に入ったのは婿選びが目的だと邪推する学生たち。桑祈はその言葉に心を曇らせる。何とか桑祈を官職に就かせようと、晏雲之が皇帝に直接掛け合った結果、桑祈は国子監の典籍(てんせき)に任命される。だが桑祈はそれを吏(り)部侍郎(じろう)となった卓文遠の口利きによるものだと誤解していた。改めて求婚のため桑(そう)家へと向かった晏雲之の前に現れたのは...。