第21話  一夜明けて

sakuroma_21.jpg 秋珉は潜伏先の広済院から逃げ出し、秦暄と一夜を過ごす。朝を迎えると、捜しに来ていた秋嫣の手を拒み、秋嫣を死んだことにして秦暄の愛を得たことを白状し、過去と決別するのだった。梁府に元閬の遣わした祝いの使者が現れ、蘇意婉と名乗る秋嫣が側室に迎えられたことを都中に喧伝した。皇帝の耳にも入り、後戻りできなくなってしまう。広済院に戻れなくなった秋嫣は、やむなく側室のふりを始めることになり、梁翊の母親と対峙する。