第23話  すれ違った運命

sakuroma_23.jpg 蘇意婉が秋嫣にそっくりであることは、街じゅうの噂になっている。梁翊は元閬の策を逆手に取り、2人が別人であることを証明するために蘇意婉の披露目の宴を催した。宴に招かれた客たちは秋嫣とうり二つの蘇意婉を目にして驚くが、蘇意婉が秋嫣だと確信する元閬は芝居の一座にいたなら歌を聞かせろと化けの皮を剥がそうとする。この事態を想定して稽古していたため、見事な歌に一同は納得しかけたが、簡単に引き下がる元閬ではなかった。