第24話  大切なもの

sakuroma_24.jpg 流刑地への途上で秋宜が熱病にかかり、一刻も早い解決が求められていた。そのため、梁翊は父の敵の息子に会い、一族の復興に手を貸すことになった。父の墓前で肩を落とし痛飲すると、秋嫣が大切なあまり親不孝者になったと告げる。秋嫣は「大朔奇案録」の作者が梁翊であることを知ったが、見つけた手稿を握り潰されてしまう。そこで、書かれないままでいた終幕を芝居にし、聞き出した梁翊の悩みに対して誰もが完璧ではないと慰めるのだった。