10月16日~10月20日

10月16日(月)
「現地から最新情勢報告 ハマス対イスラエル戦闘激化」

ゲスト:柳澤 秀夫(ジャーナリスト / 元NHK解説委員 / カイロ支局長)、黒井 文太郎(軍事ジャーナリスト)

緊迫化する中東から最新情報を報告。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が激化し"戦争状態"...。7日土曜日、ユダヤ教の安息日に突如始まったハマスによるイスラエルへの数千発のロケット弾による攻撃。ハマスは、ロケット攻撃と同時に千人を超える兵士がイスラエル側に越境し、外国人を含むイスラエル市民150人以上を連れ去り人質状態に。一方、空爆で応戦するイスラエルは、今後地上戦に突入することは必至な情勢と見られ、さらに多くの犠牲者が出る恐れがある。
これまでも何度も衝突が起こり、イスラエル側にも数十人単位の犠牲者が出てきた。しかし今回は、双方合わせて死者数が2千人超と、従来とは桁違いの規模で、現地では「これはイスラエルにとっての911だ」との衝撃が広がっている。
緊迫化する中東から最新情勢を報告。この対立の歴史的な背景と共に、今回のハマスによるイスラエル襲撃が、第5次中東戦争の端緒となるのか、今後の展開などを専門家を交えて緊急検証する。


10月17日(火)
「減税めぐり与野党激論 効果的な経済対策とは?」

ゲスト:浅尾 慶一郎(自民党政調会長代理 / 参議院議員)、玉木 雄一郎(国民民主党代表 / 衆議院議員)

岸田首相は「税収増を国民に適切に還元する」と発言。この「還元」をめぐり、与党内からは所得税の減税などを求める声が相次ぎ「減税論」が急浮上。野党も減税策に軸足を置くが、新たなバラマキにならないのか? こうした中、岸田政権は今月末をめどに新たな経済対策を取りまとめる。物価高や持続的な賃上げ、人口減少対策などが主な柱だ。物価高・円安が暮らしに影響を与える中、岸田首相が考える「還元」の具体的な中身とは。
20日から始まる臨時国会を前に、国民に真に必要な経済対策について与野党論客が激論を交わす。


10月18日(水)
「中東情勢悪化でインフレ加速!? 円安はどこまで進むか」

ゲスト:榊原 英資(インド経済研究所理事長 / 元財務官)、加谷 珪一(経済評論家)

イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘激化で、中東の原油価格に影響が...。専門家は今後、原油価格が高騰すれば、アメリカ国内でのインフレ率が再び上昇し、米中央銀行にあたる米連邦準備理事会(FRB)は、さらなる利上げに踏み切ると予測。その結果、日米の金利差がさらに拡大し、円安に拍車がかかると分析する。
17日現在、1ドル=149円台半ばを推移する中、食品・エネルギー価格の上昇などで家計をひっ迫させる円安はどこまで進むかのか?
1990年代後半に "ミスター円" として名を馳せた元財務官・榊原英資氏と、経済評論家・加谷珪一氏が今後の円相場の動向を徹底分析する。


10月19日(木)
「長妻政調会長に聞く! 臨時国会に立憲はどう臨む?」

ゲスト:長妻 昭(立憲民主党政務調査会長)、中北 浩爾(中央大学教授)

先の内閣改造後、初めての本格的な論戦の舞台となる臨時国会が今月20日に召集される。焦点となるのは岸田政権が打ち出した、物価高対策や持続的な賃上げを柱とした経済対策。その裏付けとなる今年度補正予算案が議論される。自公が提言した経済対策には「減税」が盛り込まれなかったが、23日の所信表明で岸田首相は「減税」を表明するのか...。
報道各社の世論調査で、岸田内閣の支持率は低迷し、過去最低を記録する結果も。また、経済対策に「期待しない」は「あまり期待しない」を含め5割を超えた。
こうした中、野党第1党の立憲民主党は、政府・与党との論戦にどう挑むのか。長妻政調会長に聞く。


10月20日(金)
「日本版 DBS の現在地と課題」

ゲスト:斉藤 章佳(精神保健福祉士)

毎月第1・第3金曜日は、ジャーナリストの岸田雪子が、月曜~木曜日で扱う政治・経済・国際問題や安全保障といった硬派なテーマにとどまらず、子育て・教育・カルチャー・スポーツなど、身近なテーマを生活者目線で取り上げ、分かりやすくかつ 週末を迎える視聴者がホッと一息つけるような、明るい未来志向のスタンスでお送りしていきます。
政府は子どもと接する職に就く際、性犯罪歴を確認するいわゆる「日本版DBS」法案を、今国会ではなく来年の通常国会にも提出される方針です。子どもへの性犯罪が後を絶たないなか現状の課題、日本に合った制度について、今夜は考えます。