最終話  長き旅路の果てに

sakuroma_34.jpg 共に力を合わせて北涼の陰謀を暴いた梁翊と元閬。もはや恨みは消えていた。元閬は「梁翊が復職することを新皇帝が望んでいる」と梁翊に伝える。だが、梁翊は官を辞す決心でいた。これからは秋嫣と共に諸国を旅して、公案小説を書こうと考えていたのだ。新たな旅立ちを前に喜ぶ秋嫣。秋家の人々も笑顔で送り出してくれる。すべては円満に解決したかに見えた。だが、先代の衛遠侯の死について、秋嫣は驚くべき真相に気づいていた。