第16話  醜聞

seietsubo_16.jpg 女将(おかみ)と教育係の禁断の恋物語『繍荷包(しゅうかほう)』が蘇州(そしゅう)じゅうに広まる中、李照が宝琴の屋敷にやって来る。良弓への見舞いという名目だったが、探りに来たのは明らかだった。宝琴は「師の身を案じた秀山(しゅうざん)が呼び戻しに来た」と嘘(うそ)をつく。一方、ただでさえ生糸の値が上がらず不満を抱いていた糸卸は、噂(うわさ)の真相を尋ねるため組合へ。そこに巧児(こうじ)が思い詰めた様子で現れる。事情を聞いた舒芳たちは翠喜の部屋を訪れるが、中にいたのは丁栄だった。