第24話  

杏と浩の結婚式は2人の希望で身内だけのささやかな式だったが、杏が幸せそうで桃は満足だった。けれど杏がNYに行って桃は淋しかった。肩の荷が下りた桃は今度こそ女優として主役を望むが思うようにいかず、「脇役の色のついた桃に主役はできない」とまで幸代に言われ自暴自棄になる。そして、かねてから桃を慕ってきた久満から結婚を申込まれた桃は、女優を辞めて結婚し、平凡な女の幸せを選ぶ決断をした。