第19話  悲しみを乗り越えて

seietsubo_19.jpg 良弓を失った翠喜は、宝琴の励ましで失意の底から立ち直り、いい人生を生きることを心に誓う。清越坊(せいえつぼう)の商売をもり立てるため、文彬の娘・幺娘(ようじょう)の嫁荷のほか、結納の宴席に出席する曹(そう)家じゅうの者の衣の仕立てを引き受ける。派手な商売をする翠喜に不安を感じた宝琴は、自身の過去について話し、諫(いさ)めようとするが...。その頃、如風に嫁ぐという噂を聞いた舒芳の兄・大虎(たいこ)がやって来て、舒芳に借金の肩代わりを迫る。