第27話  任(じん)家の再起

seietsubo_27.jpg 雪堂が蘇州に帰って来たことで、翠喜は釈放された。文彬と李照は、無辜(むこ)の民を己の欲により殺そうとした罪で、それぞれ流刑となる。任家は清越坊(せいえつぼう)の営業を再開し、ようやく平穏な日々を取り戻した。そんな中、雪堂は如風に、自身が失踪に至るまでの経緯を説明し、いまだ翠喜と宝琴のどちらを選ぶべきか苦悩していると打ち明ける。如風は、妾(めかけ)がいることは当然だと本音をこぼして雪堂を励ますが、図らずもその発言を舒芳に聞かれてしまう。