第28話  すれ違い

seietsubo_28.jpg 如風に離縁状を突きつけた舒芳は仕事に没頭する。如風は誤解を解くべくさまざまな策を講じて機嫌を取ろうとするが、舒芳は意に介さない。一方、如意(にょい)との婚姻についてようやく覚悟を決めた書硯(しょけん)は、雪堂を訪ねて許諾をもらう。だが、その経緯を聞いた如意は、なぜ自分に確認せず話を進めるのかと立腹。翠喜も破談にすべきだと雪堂に提案する。あれほどしきたりに厳しかった翠喜が如意の気持ちを優先する姿に、雪堂は驚きを禁じ得なかった。