第30話  再出発

seietsubo_30.jpg 翠喜は、己のために自由に生きようと、雪堂と離縁し任家を離れた。そして、任小蘭(じんしょうらん)を連れて錦渓坊(きんけいぼう)という工房を開き、弟子を募ることにした。しかし、誰でも入門可能とする条件に任家の長老衆が激しく反発。翠喜の技の流出を防ぐために、弟子は任家の者のみにしろと雪堂を通じて迫るのだった。そして、錦渓坊の開店当日。ある少女が入門したいと翠喜に訴える。しかし、少女を連れ戻しに来た母親は、女が稼ぐのは恥だと翠喜を痛烈に批判する。