第31話  新たな出会い

seietsubo_31.jpg 小蘭の父・任福(じんふく)が三叔父の息子たちを引き連れ、錦渓坊へ嫌がらせをしに来た。翠喜は自ら矢面に立ち、国の法を盾に任福らの暴挙を諫(いさ)める。そこに現れたのは一族の者がひれ伏す任家の当主・雪堂だった。雪堂に言われるがまま小蘭の身売り証文に拇印した任福は、不服ながらも退散する。雪堂は翠喜に援助を申し入れるが、任家に迷惑をかけたくない翠喜は一蹴。そんな折、宝琴のお供で郊外に出かけた如意は、眉目秀麗な知識人と出会う。