第33話  意のままに

seietsubo_33.jpg 採寸をしに来た職人たちに紛れて行院に潜入し、男を誘惑する幺娘の姿を目の当たりにした翠喜は、宝琴から楽戸(がっこ)の悲境を聞き、何としてでも幺娘を救い出すと決心する。そんな中、ある知識人が任家の門を叩く。以前、如意が川で出会った翁晋(おうしん)だった。3度会えたので縁組みしたいと言う翁晋に、如意は喜びつつも困惑。翁晋は如意を快く思わない母親に連れ戻され板打ちに処されるが、想いは変わらず、体を引きずりながら再び任家へ向かう。