11月27日~12月1日

11月27日(月)
「ハマス殲滅を掲げるイスラエル その後に残るものとは...」

ゲスト:黒井 文太郎 (軍事ジャーナリスト)、大治 朋子 (毎日新聞編集委員 / 元エルサレム特派員)

22日、イスラエルが人質の一部解放と引き換えに、4日間の戦闘休止を閣議決定。イスラム組織ハマスも合意した。
しかし、イスラエルのネタニヤフ首相は、戦闘休止が終われば「目標を達成するまで戦いを続ける」と改めて強調。引き続きハマス殲滅の方針に変わりはない。
果たして、イスラエルの思惑通りにハマス殲滅は実現するのか?むしろそれは、憎悪と対立の拡大と「新たなハマス」を生む結果になりはしないのか?専門家と共に今後の動向を徹底分析する。


11月28日(火)
「米国の危うい中東戦略 バイデン氏への若者離れ深刻」

ゲスト:吉崎 達彦(双日総合研究所チーフエコノミスト)、渡部 恒雄(笹川平和財団上席研究員)

ハマスが拘束した人質の一部解放をめぐり、カタールなどの仲介を得て交渉を進めてきた米国。
バイデン大統領はイスラエルのネタニヤフ首相を説得したというが、米国はどんな戦略で動いたのか?
こうした中、ガザで民間人の被害が増えるにつれ、イスラエルの後ろ盾となるバイデン政権の対応に若年層を中心とした有権者が批判を強めている。ガザ情勢の行方は、来年の大統領選で再選をめざすバイデン氏にどんな影響を与えるのか?
外交成果へ躍起になるバイデン政権の危うい中東戦略の背景に迫る。


11月29日(水)
「ネタニヤフ首相ガザ電撃訪問 「ハマス掃討」を誓うワケ」

ゲスト:池田 明史(東洋英和女学院大学名誉教授)、鈴木 啓之(東京大学中東地域研究センター特任准教授)

イスラエルとイスラム組織ハマスは、人質解放に伴う4日間の戦闘休止について、さらに2日間の延長で合意。しかし、ネタニヤフ首相は26日、パレスチナ自治区ガザを電撃訪問し「ハマス掃討」の考えを改めて強調した。
ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃以降、ネタニヤフ首相の求心力低下は著しく、退陣要求の声も...。今回の人質解放で、逆風とされたネタニヤフ首相に追い風は吹くのか?
去年12月、3度目の首相に返り咲き、通算15年以上もの長期政権を築いてきたネタニヤフ首相の原動力とは何なのか?
イスラエル・ガザ最新情勢と、ネタニヤフ首相の思惑に迫る。


11月30日(木)
「公明党山口代表に聞く! 岸田政権・訪中成果」

ゲスト:山口 那津男(公明党代表)、岩井 奉信(日本大学名誉教授)

急落する内閣支持率、政務3役の辞任、さらに自民5派閥の政治資金疑惑浮上で足元が揺らぐ岸田政権。連立を組む公明党は、岸田政権をどう支えていくのか。
また、福島第一原発の処理水放出や邦人拘束を巡る問題等、日本と中国の懸案事項は山積。先の日中首脳会談では「対話を積み重ねる」にとどまった。そんな中、公明党の山口代表が22日、北京を訪問。中国外交部門トップの王毅外相らと懸案解決に向け会談を行った。日中関係の安定へ向け、どのような対話があったのか?
さらに、公明党創設者の池田大作氏死去について、今後の影響を聞く。


12月1日(金)
「仕事と介護 どう両立?高齢社会を支える"ビジネスケアラー"」

ゲスト:酒井 穣(株式会社リクシス創業者・取締役)

毎月第1・第3金曜日は、ジャーナリストの岸田雪子が、月曜~木曜日で扱う政治・経済・国際問題や安全保障といった硬派なテーマにとどまらず、子育て・教育・カルチャー・スポーツなど、身近なテーマを生活者目線で取り上げ、分かりやすくかつ 週末を迎える視聴者がホッと一息つけるような、明るい未来志向のスタンスでお送りしていきます。
超高齢化社会を迎えた日本で今、労働人口が減る一方で、介護を受ける人は増加の一途であり、介護が喫緊の課題となっています。その中で仕事と介護を両立する「ビジネスケアラー」の支援に政府も民間企業も乗り出しています。