12月18日~12月22日

12月18日(月)
「自民党キーパーソンに全部聞く! 税・物価高・政治とカネ」

ゲスト:加藤 勝信(自民党衆院議員 党税制調査会小委員長・前厚労大臣・元官房長官)、加谷 珪一(経済評論家)

世相を表す今年の漢字は「税」だった。
物価高が国民生活を直撃した1年。国民生活防衛、防衛予算倍増などの財源をどう捻出するのか。国民は、減税の先に増税が待っている、と見透かし、岸田政権の内閣支持率は続落している。
そんな中、14日、2024年度与党税制改正大綱がまとまった。注目の定額減税、子育て世帯の優遇策さらに防衛増税はどう盛り込まれたのか。自民党税調で議論をリードしてきたキーパーソン加藤勝信元官房長官が生出演。税と物価高さらに、自民党派閥の政治とカネ問題も聞く。


12月19日(火)
「消耗戦も勝利に自信か 戦力誇るプーチン氏の狙いは?」

ゲスト:河野 克俊(元統合幕僚長)、畔蒜 泰助(笹川平和財団主任研究員)

プーチン露大統領がウクライナ侵攻後初めて、2年ぶりに年末恒例の大規模記者会見と国民との直接対話を実施した。この場で、軍事侵攻を推し進める姿勢を改めて強調。勝利へ自信を示したプーチン氏は、来年3月の大統領選へ独裁体制を強めていくのか?
一方、米欧の「支援疲れ」に直面するウクライナ反転攻勢の行方は?ウクライナ東部で猛攻を仕掛けるロシア軍は兵士の消耗が激しいといわれるが、その実態は?
今年を総括した「プーチン会見」の内容と最新戦況を徹底分析する。


12月20日(水)
「裏金疑惑で大揺れの自民党 野党は存在感どう示す?」

ゲスト:長妻 昭(立憲民主党政調会長)、伊藤 惇夫(政治アナリスト)

自民党派閥の裏金疑惑で、東京地検特捜部は19日、政治資金規正法違反の疑いで、安倍派と二階派事務所を家宅捜索。政治とカネの問題は、刑事事件に発展した。 こうした中、岸田政権の最新の支持率は22.3%(共同通信)と過去最低を更新。自民党の支持率26%と合わせて50%を割り込み「青木の法則」に照らせば、政権は瓦解する危険水域に達した。 一方、立憲民主党の泉代表は「解散総選挙で国民に信を問うべきだ」と岸田首相に迫るが...政党支持率は9.3%と、批判の受け皿になりきれていない。 果たして野党は、政治とカネの問題にどう取り組むのか。この問題をテコに存在感を示すことができるのか?立憲長妻政調会長が生出演。党勢拡大や野党共闘の今後も聞く。


12月21日(木)
「ガザ作戦は次の段階へ イスラエルの最終目標とは?」

ゲスト:立山 良司(防衛大学校名誉教授)、黒井 文太郎(軍事ジャーナリスト)

イスラエルのガラント国防相は18日、オースティン米国防長官と会談。パレスチナ自治区ガザでの軍事作戦について「次の段階へ移行する前に戦果を挙げる必要がある」と述べ「目標」を達成するまで戦闘を続けると宣言した。
停戦交渉の道筋が見えない中、15日にはイスラエル軍が、イスラム組織ハマスに人質にされていた3名を誤って射殺したことが判明。イスラエル国内にも人質の命を優先することを求める声があるが、ネタニヤフ首相は「人質を取り戻すためにも勝利のためにも軍事的圧力は必要だ」と述べ、ハマス掃討作戦を堅持する姿勢を表明。人質解放のため2度目の戦闘休止は実現するのか。
果たして、イスラエルが見据える最終目標とは?さらに、目的を達成した後の統治体制は?ネタニヤフ政権の出口戦略について考える。


12月22日(金)
「回顧2023年 裏金疑惑で揺れる年の瀬」

ゲスト:若狭 勝(弁護士 元東京地検特捜部副部長)、五十嵐 文(中央公論 編集長)

自民党の裏金疑惑をめぐり、東京地検特捜部は、ついに安倍派や二階派に対する強制捜査に乗り出した。
底の見えない疑惑に包まれたまま年の瀬を迎えようとしている2023年。足もとを見れば、国民は物価高に苦しみ、海外に目を転じれば、ガザやウクライナの戦火はやまず、人命が失われ続けている。混乱のうちに幕を閉じようとしている2023年とは、どういう年だったのか?行く年を振り返り、来る年2024年を占う。