第136回 京都八幡の歴史秘話〜石清水八幡宮・松花堂庭園・神應寺・飛行神社〜
今回は京都府八幡市へ足を延ばし、歴史ロマン薫る名所旧跡をめぐる。
まず最初に訪れるのは、男山の山上に建つ日本三大八幡宮の一社、石清水八幡宮。壮大な規模を持つ八幡造の本殿を含む10棟が国宝に指定されており、朱塗りに輝く建造物群は圧巻の一言。織田信長が奉納したという黄金の雨樋や、左甚五郎一派によるとされる欄間彫刻など見どころ満載。
続いて訪れるのは、石清水八幡宮の社僧で寛永の三筆の一人でもある松花堂昭乗ゆかりの松花堂庭園。昭乗が晩年を過ごした草庵「松花堂」と「泉坊」の書院が移築されており、四季折々の花が楽しめる。また園内には、松花堂弁当が頂ける老舗料亭もあり、ゆったりとした時間が過ごせる。
次に訪れるのは、八幡市で最も古い禅寺とされる神應寺。紅葉の名所としても知られており、見頃には多くの人が訪れる人気スポットだ。最後に訪れるのは、日本の航空界の先駆者・二宮忠八により創建された飛行神社。空の安全と平安を願う神社で、二宮忠八の功績を展示した資料館も併設されている。
信長も厚く信仰した石清水八幡宮を中心に、八幡市に伝わる歴史秘話を紐解く。