第14話  手作りの贈り物

koitama_14.jpg 徐嗣諄が回復し徐令宜と羅十一娘は、ようやくひと息つけた。2人はそれぞれ喬蓮房に対し疑惑を抱くが確かな証拠がつかめない。ひとまず嗣諄を蓮房から離すため、十一娘に教育を任せることを徐大夫人に認めさせた。令宜は十一娘をねぎらうため、上質な錦羽扇を自ら作り贈ったが、十一娘から反応がない。しばらくやきもきして過ごしていたが、嗣諄と遊ぶ十一娘を訪ねた時、つい不満を口にする。十一娘は錦羽扇の礼に履物を作り令宜に贈った。