第18話  隠し子騒動

koitama_18.jpg 被災民らを預かった簡師匠刺繍の教え手として仙綾閣を手伝ってほしいと十一娘に持ちかける。単に人手が足りないだけではなく、母の敵を捜す以外の目標や夢を持たせるためだ。師匠の意を酌んだ十一娘は徐府には内緒で仙綾閣に通い始める。ある日、徐令宜は"鳳卿"という正体不明の幼い子供を連れ帰り、内密に世話をしろと十一娘に命じた。しかし、屋敷内はもちろん都の名家の間でも、すぐに「徐令宜に隠し子がいた」という噂が広まり...。