第20話  恋の戸惑い

koitama_20.jpg 羅十一娘に励まされ、心を決めた頂怡真は自ら進んで願い出て、鳳卿の養母に決まる。鳳卿は怡真の亡夫の子として徐家の籍に入り、新たに徐嗣誡と名付けられた。母を殺した下手人が残した布と刺繍を頼りに、徐家の女たちの関与を疑う十一娘は、丹陽が作った香り袋の刺繍を令寛に見せてもらうが、謎はますます深まるばかり。一方、 十一娘が無くした愛用の玉簪とうり二つの簪をわざわざ作らせた徐令宜は、 自分の心の変化に戸惑いを覚える。