1月15日~1月19日

1月15日(月)
「台湾新総統が誕生! 中国との距離感・有事の可能性を徹底分析」

ゲスト:野嶋 剛 (ジャーナリスト / 大東文化大学教授)、劉 彦甫(東洋経済新報社 解説部記者)

13日投開票の台湾総統選挙と議会選挙。中国と距離を取り「独立志向が強い」とされる民進党政権の継続か?あるいは、現政権を批判し、中国との関係改善を訴える国民党による政権交代か?中国との距離感をめぐる対立の行方を世界が注目した。
争点は、対中政策のみではない。二期続いた民進党政権への"飽き"や汚職への批判、そして若者の動向などがある。2014年の「ひまわり学生運動」を担った若者たちは今や30歳前後で、台湾社会の中堅を構成している。新たなアイデンティティを持つ若者層はどういう選択をしたのか?
台湾出身のジャーナリストらが、選挙結果と今後の影響を徹底分析!中国の習近平国家主席は、2024年の年頭あいさつで「祖国統一 是 歴史必然」と述べたが、台湾の新政権は中国との距離感をどうとるのか?中国が「台湾の武力統一」などの強硬策を選択する可能性はあるのか。専門家が解説する。


1月16日(火)
「自民裏金事件捜査の行方 政治刷新で派閥解消⁉首相の本気度」

ゲスト:岩井 奉信(日本大学名誉教授)、山田 惠資(時事通信社解説委員)

自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件は、現職国会議員が逮捕される事態に発展した。今後、東京地検特捜部の捜査はどこまで進むのか?安倍派幹部5人の立件の行方は?
自民党は再発防止策や派閥のあり方などを議論するため「政治刷新本部」を始動させた。月内にも中間報告を取りまとめる。最高顧問は派閥解消を訴える菅前首相と慎重論の麻生副総裁。党内の意見が対立する中、政治不信の払拭へ岸田首相の政治改革への本気度は?
今年は衆院議員の任期が残り2年を切る中、秋には自民党総裁選挙があり、衆院解散・総選挙をにらんだ政治駆け引きが激化する。岸田首相が訴える「政治の安定」は実現するのか、それとも混迷が深まるのか?2024年の政治情勢を展望する。


1月17日(水)
「災害関連死のリスク高まる 能登半島地震で求められる支援は」

ゲスト:国崎 信江(危機管理教育研究所代表)、廣井 悠(東京大学先端科学技術研究センター教授)

元日に能登半島を襲った最大震度7の巨大地震。石川県では16日午前9時現在、死者が222人、住宅被害は2万棟を超え、甚大な被害をもたらしている。発生から2週間以上が経過する今も、停電や断水、通信障害など、インフラの復旧作業は難航している。 いま危惧されるのが「災害関連死」。被災地では、いまだ多くの高齢者が避難所に身を寄せている。厳しい寒さに加えて、衛生環境の悪化や感染症の広がりなどから、高齢者らの「災害関連死」のリスクが高まっているという。また、今回の地震では「日本三大朝市」の一つとして有名な輪島市の中心部で大規模な火災が発生。なぜここまで被害が拡大したのか? 地震発生後に被災地を訪れた、防災の専門家、国崎信江氏と廣井悠氏が現状を生報告。今求められる支援や能登半島地震がもたらした課題について考える。


1月18日(木)
「裏金問題は立件見送り? 検察の捜査と自民党政治改革の行方」

ゲスト:郷原 信郎(弁護士 / 元東京地検特捜部検事)、久江 雅彦(共同通信社 編集委員兼論説委員)

自民党の派閥による裏金問題は、政治資金規正法による処罰が最大の注目点だったが、結果的に会計責任者だけが責任を負うことになるのか。最大派閥の安倍派幹部7人は不起訴の可能性が高まっているという。通常国会召集までが捜査のヤマ場とされる中、果たして検察はどこまで疑惑の解明に迫ることができるのか?
一方、岸田首相の肝いりで、自民党派閥の在り方を議論する、政治刷新本部も始動。月内に中間とりまとめを行うというが、政治資金の透明性を確保し、国民が納得できる改革案はとりまとめられるのか。
番組のゲストは、元・東京地検特捜部検事で弁護士の郷原信郎さんと、共同通信社編集委員兼論説委員の久江雅彦さん。検察の捜査と政治改革の行方について議論する。


1月19日(金)
「政治とカネ問題...自民党どう立ち直る? キーマン・石破氏に聞く」

ゲスト:石破 茂(自民党元幹事長)

毎月第1・第3金曜日は、ジャーナリストの岸田雪子が、月曜~木曜日で扱う政治・経済・国際問題や安全保障といった硬派なテーマにとどまらず、子育て・教育・カルチャー・スポーツなど、身近なテーマを生活者目線で取り上げ、分かりやすくかつ 週末を迎える視聴者がホッと一息つけるような、明るい未来志向のスタンスでお送りしていきます。
昨年末から続く、自民党の裏金騒動は、現職国会議員の逮捕に発展しました。そして年明け、政治刷新本部がスタートし、出直し・刷新を図る自民党。今夜は、かねてから党内の改革を訴えてこられました、自民党・元幹事長の石破茂さんに、今後の自民党の在り方について伺います。