第26話  離縁状

koitama_26.jpg 羅十一娘の悪い噂は、たちまち街に広がった。十一娘が追い出されてから、しばらく動きを見せなかった徐令宜だが、ある日、羅振興を徐府に呼びつけると離縁状を叩きつけた。それを目にした喬蓮房は歓喜し、令宜の前では善良な女子を演じ続ける。これまで冷たかった令宜の蓮房に対する態度にも変化が見られるようだ。喬夫人の意向を受けて、大夫人もいずれは蓮房を令宜の正室にと考え始め、すべてが蓮房の思惑どおりに進んでいるかに見えたが...