第28話  苦しい旅路

koitama_28.jpg 羅十一娘は仙綾閣で簡師匠や区彦行と共に母親を殺した下手人の手がかりとなる証拠を確かめていた。母が握っていた物と一致する布、徐家の矢、証人の話など、下手人は徐令宜だと言わんばかりの証拠がそろう。動揺する十一娘の肩に手を添え慰める区彦行。だがその様子を偶然、店を訪れた文姨娘と秦姨娘が見ていた。秦姨娘に引っ張られ屋敷に戻った文姨娘だが、大声で十一娘の行いをなじったため徐令宜に聞かれ、徐令宜は仙綾閣へと駆けつける。