第35話  幸福な朝

koitama_35.jpg 羅十一娘のもとを去った徐令宜は文姨娘の誕辰を祝いに訪ねたが、心ここにあらず。一方、傷ついた十一娘が1人庭園をさまよっていると雲行きが怪しくなり激しい雨が降り出した。雨の中、転ぶ十一娘に差し出された傘。期待を込めて見上げると、そこにいたのは冬青だった。落胆し、なかなか立ち上がれない十一娘を今度こそ令宜が抱き上げる。そのまま西跨院まで送り届けられた十一娘は立ち去ろうとする令宜の腕をつかみ...。