第36話  憎まれ役を演じて

koitama_36.jpg 病身の羅二娘を心配する羅十一娘だが、二娘は十一娘への反発で助けを受け入れようとはしない。十一娘が策を講じて薬を飲ませたことで二娘は回復したが、そのことを知らない王劉氏は、王家はまもなく自分のものになると考え、二娘の腹心たる金蓮を売り飛ばそうとする。徐嗣諭が真面目で学問好きだと見た徐令宜は、嗣諭を四川の謹習書院に入れようと考える。嗣諭の将来を考えた決断ではあるが、遠くへ送り出すことには、もう1つ理由があった。