第44話  命を捨てる覚悟

koitama_44.jpg 区彦行は靖遠侯と叔父が交わした密書を盗み見て、羅十一娘と徐家による海賊との闇取引の疑惑が、すべて父親の企みだったことを知る。彦行に激しく非難された靖遠侯は、もし告発すれば区一族が皆殺しになると釘を刺し、思いとどまらせようとする。投獄された十一娘は、今回の陰謀は確たる証拠がそろい、挽回の望みが薄いことを彦行に知らされる。徐家に向けられた陰謀の矛先をかわすため、十一娘は彦行にある計画を打ち明ける。