第139回  源氏物語ゆかりの地を訪ねて~廬山寺・清凉寺・石山寺・夢浮橋之古蹟~

解説:鳥居本幸代(京都ノートルダム女子大学 名誉教授)

2024年、再び注目を集める紫式部。今回は紫式部と式部によって書かれた世界最古の長編小説・源氏物語ゆかりの地をめぐる。
最初に訪れるのは、物語最後の10帖である「宇治十帖」ゆかりの地・宇治市。宇治川に架かる宇治橋のたもとにはこの地がモデルになった事を示す夢浮橋之古蹟が建つ。そこからほど近くにある源氏物語ミュージアムで、物語の主人公・光源氏の邸宅・六条院を再現した復元模型や、平安貴族の日常を知る。平安時代の生活や文化に詳しい案内人が、源氏物語にまつわる様々な展示品を通して上流貴族の女性の風俗を解説する。
次に向かったのは、紫式部が7日間参籠したと伝わる滋賀県大津市にある石山寺。物語を執筆した場所などを紹介する。
光源氏のモデルの一人と言われている嵯峨天皇の皇子・源融の山荘址に建つ京都市右京区の清凉寺。源融に似せて作られたという国宝の阿弥如来像などが見どころ。
千年の時を経て読み継がれる「源氏物語」ゆかりの地を訪ねて、物語の登場人物や紫式部に思いを馳せる。

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