第20話  世間知らずの令嬢

rikusenmon_20.jpg 余衛は一向に姿を現さない。しびれを切らした申力行と蘇溢清が家に踏み込むと、余衛は遺書を残して自害していた。曹懿恩は金欠や母親の病気で窮地に陥り、曹明に援助を求める。曹明は医者の薛を紹介するが、母親は亡くなった。葬儀の費用さえ出せない曹懿恩は、妓楼の女将から金を借りてしまう。同じ頃、申梓木は肖俊と共に関外で袖箭の使い手を探していた。講談師から妖術を使う女の話を聞いた2人は、さっそく被害者の家族に会いに行く。