第21話  辺境での再会

rikusenmon_21.jpg 自殺を図って万花楼に運ばれた曹懿恩は、借金の形に体を売るよう迫られ必死で抵抗する。申梓木が殺された座長の遺体を検視したところ、遺体にはこれまでの犠牲者と同じ針が刺さっていた。下手人の女が薊遼総監の軍営に逃げ込んだと聞いた申梓木は浮かない顔で考え込む。またもや自殺を図った曹懿恩は医館に運び込まれるが、偶然にも、医館には申力行が来ていた。敵が生きていたことを知った曹懿恩は、生きる気力を取り戻す。