3月4日~3月8日

3月4日(月)
「『ポスト・コロナ』時代のスポーツ市場とアシックスの世界一への挑戦」

ゲスト:廣田 康人(アシックス会長・CEO)、山口 一臣(ジャーナリスト・テックベンチャー総研代表・元週刊誌編集長)

2020年コロナ禍突入とともに、スポーツメーカーアシックスは営業赤字に転落した。そこから、経営をV字回復させた背景には、敢えて競技用シューズに的を絞った、廣田社長(当時)直轄の特命チームの「Cプロジェクト」があった。徹底的に選手の声に耳を傾け、スピーディーに製品を開発。そして去年の世界陸上では約80人の選手が着用しメダル獲得者も出す成果を上げた。
そして今、アシックスは、2025年までに「ランニングシューズ」市場で世界シェア一位を目指すと宣言する。
ゲストは、アシックスの廣田康人会長と「世界6大マラソン」完走のランナーで、ジャーナリストの山口一臣氏。日本にとどまらないアジアや世界のスポーツ市場の動向や経営論なども交えて、アシックスの挑戦やその上での課題を明らかにする。


3月5日(火)
「プーチンの戦争継続へ 反政権の動きに警戒か?」

ゲスト:山添 博史(防衛省防衛研究所 米欧ロシア研究室長)、小谷 哲男(明海大学教授)

プーチン大統領は2月29日の年次教書演説で、露軍の優勢を強調し、ウクライナでの「軍事作戦の目的は全て達成する」と語り侵攻の継続を改めて明言。また、ロシアの核戦力を誇示し欧米側をけん制した。侵攻3年目を迎えたプーチン氏はどんな軍事戦略を描くのか?
一方、刑務所で死亡した反体制指導者・ナワリヌイ氏の葬儀には大勢の支持者が集結。ロシア当局はナワリヌイ氏の追悼を機にプーチン政権への抗議運動に発展する事態を警戒する。反プーチンの動きは広がるのか?
ゲストは、防衛研究所米欧ロシア研究室長の山添博史氏、独自の米国情報から世界情勢を読み解く小谷哲男氏。大統領選を目前に控える中、プーチン氏に死角は?ウクライナ戦況の行方は?専門家が徹底分析する。


3月6日(水)
「米スーパーチューズデー 大統領候補指名争い決着か?」

ゲスト:渡部 恒雄(笹川平和財団上席研究員)、横江 公美(東洋大学国際学部教授)

アメリカ大統領選の共和・民主両党の候補指名争いは5日、予備選や党員集会が集中する「スーパーチューズデー」を迎える。共和党は優位に立つトランプ前大統領に対し、ヘイリー元国連大使が巻き返す最後のチャンスだったが結果は?一方、民主党は有力なライバル候補が見当たらず、バイデン大統領が勝利?
11月の本選では、トランプ氏とバイデン氏による再戦の可能性が高まっている。トランプ氏は「4つの刑事裁判」を抱え、今月25日、不倫口止め料の支払いでビジネス記録を改ざんした事件の初公判を迎える。一方、バイデン氏は支持率の低迷に加え、81歳の高齢が支持者の間に不安を広げている。両氏が抱える課題は今後の大統領選にどう影響するのか?
ゲストは、アメリカ政治の動向を長年見てきた笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄氏と、東洋大学国際学部教授・横江公美氏。アメリカ国民は「トランプVSバイデン」の再戦を望んでいるのか?今後の行方を徹底議論。


3月7日(木)
「政倫審の舞台は参院へ! 裏金疑惑と政治改革の行方は?」

ゲスト:若狭 勝(弁護士 / 東京地検特捜部副部長 / 元衆議院議員)、山田 惠資(時事通信社 解説委員)

裏金問題をめぐり開催が実現した、衆議院の政治倫理審査会。しかし、裏金がいつ、だれの指示で始まり、なぜ今まで続いていたのか、野党が追及するも不透明に終わった...。今週から舞台は参議院へ。参院・政倫審では安倍派・二階派の議員31名の出席を求める野党。8日の政倫審の議決で自民党はどう判断するのか?
衆院に「政治改革特別委員会」の設置を決めた岸田首相。透明化、連座制、企業団体献金など政治資金規正法の改正はどこまでできるのか?いま政治家に望まれているものは何か?
ゲストは、元衆議院議員の若狭勝氏と時事通信社の山田惠資氏。4月の衆院補欠選挙に向けて、動きが鈍い自民党。岸田首相のリーダーシップは?姿が見えない茂木幹事長の思惑は?自民党を追い込む絶好のチャンスに野党はどう動く?4月解散説もささやかれる政局の行方を解説。


3月8日(金)
「東日本大震災から13年」

ゲスト:枝野 幸男(衆議院議員 元内閣官房長官)

間もなく迎える3月11日。東日本大震災から13年が経とうとしている。
今年は年明けとともに能登半島地震が発生し、北陸では今なお およそ1万1千人以上が避難生活を余儀なくされている。
また、北陸電力・志賀原発では外部電源の一部が使用不能になるなどのトラブルも相次ぎ、13年前の記憶をよみがえらせた人も多いのではないか。
いま、福島の被災者たちはどんな生活を送っているのか?
番組キャスター太田昌克が現地を取材。
スタジオには、東日本大震災当時 官房長官として、連日連夜の会見に臨んだ枝野幸男衆院議員を招き、改めて、災害時の政府対応や被災地支援、原子力政策について考える。