第42回  中小企業、10年後を見据えた選択肢~IPOとその可能性を考える~

ゲスト:和田 成史(株式会社オービックビジネスコンサルタント 代表取締役社長)、大村 法生(宝印刷株式会社・取締役常務)

第1部: 「18%」こちらは...2022年に新規上場した企業のうち、売上高10億円未満の企業の割合です。上場といえば、勢いある新興企業のイメージですが、最近は、必ずしもそうではない側面もあるようで、中小企業の選択肢としても、注目されています。そこで、実際に最近、上場した中小企業の話も交え、経営戦略としての「上場・IPO」に注目していきます。

第2部:「フロントランナー・ニューノーマル」
今年の4月から施行される働き方改革関連法によって生じる物流、運送業界の「2024年問題」。トラック運転手の時間外労働が年960時間までに制限されることで、野村総合研究所によると2030年には全国およそ35%の荷物が運べなくなると予測されています。特に自動車などに使われる鉄鋼材料を運ぶ物流の現場では「2024年問題」への対応が遅れていると言われています。そこで今回は鉄鋼の物流をDX化することで「2024年問題」で生じる課題を解決しようとしている企業を紹介します。